ご報告…

サニーと幼馴染みの彼の事を、私たちは本当に愛していました。

彼との出会いを正確に思い出そうとすると、かなり前まで遡らなくてはなりません。

それはまだ私たちがサニーとの運命の出会いを求め、県内外のペットショップを片っ端から物色していた頃でした…

あるショップのウィンドーでなかなか飼い主に出会えなかったのか、その他の仔犬達と比べても育ってしまい、体の大きくなったゴールデンレトリバーが、ケージの中で少々窮屈な感じに寝そべっているのが目に入ってきたのです。

彼はウィンドー側にお尻を向けて寝そべっていたので、その顔を見る事は出来ませんでした。けれど彼に限らず何処のペットショップのどの仔犬にも共通する、ある種の哀愁を、彼も強めに漂わせており…その姿を直ぐには忘れらなかったのです。

その後ほどなくして私たちはサニーと出会い、新しい生活が始まりました。

そして件のペットショップに用品などを買いに出向いた際、ゴールデンの彼も良い家族と出合った事を知って、安堵したりもしました。

しかしそれほど間を置かずして私たちは、彼との関係が行きずりの縁では無かった事を知ったのです。



彼の飼い主は私たちの知人でした。そして、同じドッグトレーナーの方に私たちもお世話になった事で、かなり早い段階で仔犬同士の彼らを一緒に遊ばせる機会にも恵まれたのでした。

我が家のサニーは本当に彼の事が大好きで、正真正銘の幼馴染みでした。

先方の飼い主さんも気さくな方で、平日に休日を取っている私たちに何度も彼を預けて下さいました。

私たちはその都度、馴れた相手とは言え、よそ様の大切なワンちゃんに事故があってはいけないという思いから様々な注意に気を配り、それは今後の長い生活において自分たち家族のプラスにもなるだろうと、自覚していたのです。





とにかくそのようにして3年くらいの時間はあっという間に過ぎ去り、彼らも立派な成犬になったのですが、私たちの方はといえば、仕事の都合や遊びのタイミングをなかなか事前に決定する事が出来なくなっていき、最初の頃のように頻繁には彼を預かることが叶わなくなって行きました。

そうしながら、最後に彼らを一緒に遊ばせて半年くらいもブランクが経ってしまったある日…

彼が原因不明の皮膚病か何かで苦しんでいる事、その痛々しい傷口や元気の無い雰囲気などをネットで知り、何か力づけてあげたいという思いで逡巡しながらも、私たちの思いつく事といえば、仲良しの彼ら犬同士を遊ばせてあげようという事くらいしかなく…

そんな丁度よいタイミングで飼い主さんたちとも連絡がついたので、久しぶりの散歩にお誘いしたのです。

まだ暑い8月の初旬だったので本当に歩き始めたのは夜8時過ぎからでした。飼い主の方も毎日4、50分は散歩させていると言っていたので、我々も同じくらいのつもりでした。

先ず路面温度等を確認して歩き始め、コンビニごとに給水休憩したりしながら楽しく歩きました。犬同士の多頭連れで歩く事自体が元気を与えていたのか、彼の歩みは予想外に力強いものでした。しかしほんの3キロ弱ほどゆっくり歩いた後の、2回めの休憩で元気良く水を飲んでから程なく、その場で地べたに伏せて休み始めました。

アスファルトの上ではまだ暖かい温度だったので、私たちは直ぐに街路樹の下の土の上に移動し…そして手持ちの水等を使って体を冷やしながら飼い主の方に連絡して、迎えに来て貰うことになりました。

我々の頭にも最初から…というよりテレビやネットから聞こえてくる様々なメディアがその危険性を示している通り、暑さへの対策は十分に頭においていたのですが、それが十分ではなかったという事です。


彼は次の日の午後に息を引き取りました。


その数時間前まで私たちはそこまでの重大性に気付いていませんでした。


せっかく飼い主のご家族が信頼して私たちに託して下さっているワンちゃんが、私たちの不注意で亡くなったのです。

しばらくは、自分たちのサニーと目を合わせる事も出来ないほどダメージを受けました。本当に辛いのは飼い主の方である事に配慮する、当たり前の感覚さえ思い出せないほど…

飼い主のご家族に、逆に心配していただくような有様でした。

預かったことそのものが、過ちだったとしてもどうにかして彼を励ましたいという方向にしか考えられなかった。あの時こうしていれば…という要素が思いつかない点にも私たちは苦しみました。それほど彼の容態の急降下は私たちの理解を超えていたのです。



私たちは犬と暮らしていく人生を大きな一つの「旅」と捉えていて、今現在そんな自分たちを「ヴルフガング」(旅するオオカミの群れ)と標榜し、少ない仲間と行動を起こしたばかりです。

サニーをそれほど放っておくことも出来ず、毎日の散歩が急にそんなネガティブなエネルギーに変化した理由など、サニーには理解できなかったと思います。

犬たちは常に今を生きていますから。

彼が亡くなって1ケ月が経ちました。

一旦、全ての表向きな活動をシャットダウンしようとまで思いつめた我々ですが、その継続に関して飼い主の方にも理解いただき、少しずつ気分を平常に戻している状況です。

飼い主のご家族以外で彼に愛情を注いでいたのが、私たちだけではないことは勿論当たり前なので、そのような皆さんにご報告の義務を感じ、この記事を投稿しました。

昨日も今日も、そしてこの先もずっとずっと…
彼の魂が私たちと共に生き続け、傍らにいる事を感じながら…
歩き続けて行こうと思います。

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